みとどけびと 第弐話 盛夏に違う二重想 『この世ならざるモノ』の存在を眼にすることができる、特別な力を有した少年・東雲幸多(しののめこうた)。人の世にあって人と異なる存在と交わることの出来る力。人に気味悪がれ人外に目を付けられる不毛な力。それゆえ幸多は、いつからか人・人外、共にどちらにも属することのない、ただ《見届ける》だけの存在として自己を確立していった。幸多は見届ける。生きている者の姿とその喜怒哀楽を。逝き残ってしまった者の存在とその未練妄執を。幸多は見届け、そして刻んでいく。彼女たちが生きて逝った証を。───自分が、生きて居る証を。 |
真・NOZOKI魔2 前作『真・NOZOKI魔 ~下宿屋姦視24時~』で、覗きに関する『異能』に目覚めた主人公『覗木原良太(のぞきばらりょうた)』。全国でも有数の伝統と格式を誇る『聖ヴェルモア学園』の女教師寮が改装するという事で、新たな獲物が彼の住んでいる下宿屋にやってくる。一時的に女学寮と化した『一条荘』で、NOZOKI魔の新たなる挑戦が始まるっ!彼女らのプライベートを覗きまくれ!秘密を暴け!弱みを握れ!そして……思う存分そのカラダをもてあそんでやれ! |
顔のない月 第1話 歴史ある家の一人娘である鈴菜は美人で学校でも目立つ存在だった。鈴菜は倉木家の代々伝わる巫女としていきるさだめと思っていたが、巫女としての儀式にうんざりしていた。その儀式の後に最近鈴菜は男の人と結ばれるリアルな夢をみていた。そんな中イライラした鈴菜はメイドの知美にもつらくあたりがちであったが、心優しい知美は鈴菜を気遣い儀式の後の火照った体を慰めるべく奉仕する。そして鈴菜の許嫁"浩一"がやってくる…。 |